ポリゴン（MATIC）とは？

ポリゴン（MATIC）は、ポリゴンネットワークを動かすイーサリアムトークンです。ポリゴンネットワークは、イーサリアム互換のブロックチェーンネットワークを構築し、つなぐためのプロトコルおよびフレームワークです。ポリゴンはいわゆるレイヤー2ソリューションであり、イーサリアムネットワークの拡張と機能面の向上を支援するように設計されています。このプロトコルはサイドチェーンを使用し、高速かつ安価なイーサリアムトランザクションを提供することを目的としています。なお、サイドチェーンは、イーサリアムのメインチェーンと互換性がある、ハイウェイの優先レーンのように高速なブロックチェーンです。

ポリゴンを使用するには、公式のPolygon Bridgeを使ってデジタル資産の一部をポリゴンに「ブリッジ」します。その後、以前はメインのイーサリアムブロックチェーンにしかなかった人気の暗号資産アプリを数多く利用できます。

ユーザーはイーサリアムトークンをポリゴンのスマートコントラクトに追加し、ポリゴン内でやり取りした後、送信してイーサリアムのメインチェーンに戻すことができます。MATICトークンは取引手数料を支払ったり、プルーフオブステークの合意形成に参加するために使用されます。

ポリゴンはどのように機能する？

ポリゴンをサポートする分散型金融アプリケーションの数は増加し続けています。不要な手数料を払わずに済むように、イーサリアムのメインチェーンから資産をブリッジする前に、お使いのアプリがサポートされているかどうかを確認してください。アーべ（Aave）、スシスワップ（Sushiswap）、カーブファイナンス（Curve Finance）などの人気の分散型アプリケーションは、2021年12月現在、すべてポリゴンをサポートしています。

ポリゴンのネットワークに参加するためには、Coinbase Walletのようなマルチチェーンウォレットが必要です。Coinbase Walletを使用すると、Polygon Bridgeを表示してイーサリアム資産を交換したり、異なるネットワーク間で残高を確認したりすることができます。

MATICはどこで購入できる？

お住まいの国にもよりますが、Coinbaseで口座を開設すれば、MATICの購入、送金、受信が可能です。

MATICはイーサリアム上で発行されたERC20トークンなので、ユニスワップ（Uniswap）やスシスワップ（Sushiswap）などのさまざまな分散型取引所を使って購入することもできます。さらに、イーサリアムとポリゴンの間で資産を交換するために、公式のPolygon Bridgeを使用できます。

MATICをステーキングするには？

ポリゴンのサイドチェーンは、プルーフオブステークによって保護されています。MATICをステーキングすることで、強力なコンピューターのネットワークによってこのネットワークが保護、検証されます（その過程でMATICのリワードが獲得されます）。参加者の中には、リワードの一部を受け取るために、自分のMATICをバリデーターに「委任」する人もいます。MATICは、公式のPolygon Walletを使ってステーキングできます（注：現在、Coinbaseプラットフォームではポリゴンのステーキングは利用できません）。

リリース：2017年10月