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DEXとは何ですか?

分散型取引所の仕組みを理解し、ウォレットを通して利用する方法を学びましょう

定義

分散型取引所(DEX)は、暗号資産のトレーダー間で取引を直接実施するピアツーピアの市場です。DEXは暗号資産の中核を成す可能性のうちの1つを実現しています。銀行や証券会社などの仲介者が取り扱わない金融取引を促進するという可能性です。ユニスワップやスシスワップなどの人気があるDEXは、イーサリアムブロックチェーン上で運営されています。

DEXとしてよく知られている分散型取引所は、暗号資産のトレーダー間でトランザクションを直接実施するピアツーピアの市場です。DEXは暗号資産の中核を成す可能性のうちの1つを実現しています。銀行、証券会社、決済プロセッサなどの仲介者が取り扱わない金融取引を促進するという可能性です。ユニスワップやスシスワップなどの最も人気があるDEXは、イーサリアムブロックチェーンを使用しています。そして、拡大中であり、互換性がある暗号資産ウォレットから多岐にわたる金融サービスを直接利用できるようにする、一連の分散型金融(DeFi)ツールの一部になっています。2021年第1四半期には2,170億ドルのトランザクションを実施するなど、DEXは活況を呈しています。2021年4月時点のDeFiトレーダーは200万人を超えており、2020年5月時点から10倍に増加しました。

DEXはどのように機能しますか?

Coinbaseのような中央集権型取引所(CEX)とは異なり、DEXでは法定通貨と暗号資産を交換することはできません。DEXは代わりに、暗号資産トークンと他の暗号資産トークンの交換に特化しています。一方、CEXでは法定通貨を暗号資産に交換したり(その逆もしかり)、暗号資産 / 暗号資産のペアを交換できます(例えば保有するビットコインの一部をETHに交換するなど)。また、多くの場合、証拠金取引や指値注文の設定といった高度なアクションも行うことができます。ただし、これらのトランザクションはすべて、現在の売買注文に基づいて特定の暗号資産の価格を決める「オーダーブック」を通し、そのCEX自らが処理しています。ナスダックなどの証券取引所が用いるのと同じ方法です。 

これに対してDEXは、簡単に言えばスマートコントラクトの集まりです。DEXはそれぞれのアルゴリズムを使ってさまざまな暗号資産の価格を決めるほか、投資家が金利などの報酬と引き換えに資産をロックアップする「流動性プール」を用いて取引を促進します。 

CEXの取引はその内部データベースに記録される一方、DEXの取引はブロックチェーン上で直接決済されます。

DEXは概してオープンソースのコードで構築されているため、関心があれば誰でもその具体的な仕組みを見ることができます。これはまた、開発者が既存プロジェクトのコードを改良し、それと競合する新規プロジェクトを立ち上げることができるという意味でもあります。ユニスワップのコードはそのような形で、スシスワップやパンケーキスワップなど、名称に「スワップ」を含むDEXの一連のホストが改良して使用しています。 

DEXを利用するとどのようなメリットが可能性として考えられますか?

多種多様: 誕生してまもない新たなトークンを見つけることに関心がある場合は、DeFiが適しています。よく知られているものから奇妙なものまで、まったく乱雑に無限と言っていいくらいさまざまなトークンを、DEXが提供しているためです。これは、誰でもイーサリアムベースのトークンを発行し、その流動性プールを設けることができるおかげです。したがって、審査済みのものとそうでないものの両方の、多種多様なプロジェクトが見つかるでしょう。(購入する場合はもちろん注意してください。)

ハッキングリスクを軽減可能: DEXで行う取引の資産はすべて、トレーダーが自身のウォレットに保管しているため、理論的にハッキングされにくくなっています。(それに関連して、DEXは「カウンターパーティーリスク」として知られるものも軽減します。これは、当事者のうちの片方(DeFi以外の取引では中央機関も当事者に含める場合があります)がデフォルトに陥る可能性を指します。)  

匿名性: 人気があるDEXの大半では利用する際に個人情報を求められません。

新興国における有用性: DEXが実現したピアツーピアの貸し出し、高速なトランザクション、匿名性のおかげで、信頼できる銀行インフラを利用できない場合がある新興国において、DEXの人気が高まりつつあります。スマートフォンを持っていてインターネットに接続できれば、誰でもDEXで取引できます。 

どのようなデメリットが可能性として考えられますか?

利用しにくいユーザーインターフェース: DEXを利用するにはある程度の専門知識が必要であり、インターフェースも必ずしもわかりやすいとは限りません。多くの事柄を調査しなければならないことを覚悟しておいてください。そして、DEX自らが手厚いサポートを提供するとは期待しないでください。手引きや説明が必要であれば、通常はそのDEXのサイト以外で探さなければなりません。間違ったウォレットにコインを出庫するといった修正できないミスを犯す可能性があるため、注意が必要です。もう1つの一般的な問題は「変動損失」として知られており、流動性プールで価格変動が非常に激しい銘柄とあまり激しくない銘柄を組み合わせた場合に生じる可能性があります。(ここで留意すべき重要なポイントは何でしょうか?ご自身で調査するということです。)

スマートコントラクトの脆弱性: どのようなDeFiプロトコルの安全性も、それを動かすスマートコントラクトの安全性と同程度でしかありません。加えて、コードには(長期間にわたってテストしたにもかかわらず)悪用可能なバグがあり、それがお客様のトークン喪失につながる可能性があります。また、スマートコントラクトは通常の状況では意図した通りに動作しますが、まれなイベント、ヒューマンファクター、ハッキングをすべて開発者が予測できるとは限りません。 

リスクが高いコイン: 審査を受けていないさまざまなトークンがほとんどのDEXで入手可能であるため、注意しなければならない詐欺や悪だくみの件数も増加しています。また、破竹の勢いであるトークンが突然「足をすくわれる」可能性もあります。トークン作成者が新たなトークンを大量に発行し、流動性プールが対応できなくなってトークンの価値が暴落してしまう場合です。ご自身にとって新たな暗号資産を購入したり、新たなプロトコルを試す前に、できるだけ多くの事柄を学ぶことが重要です。ホワイトペーパーを読んだり、開発者のTwitterフィードやDiscordチャンネルを見たり、関心がある特定のプロジェクトの監査を検索するなどしてください(大手監査法人としては、Certik、Consensys、Chain Security、Trail of Bitsなどがあります)。

DEXとはどのようにやり取りするのですか?

  • ユニスワップなどのDEXには、暗号資産ウォレットを使って接続できます。

  • 簡単な方法は、コンピューターのウェブブラウザーでDEXのウェブサイト(ユニスワップの場合のアドレスはapp.uniswap.org)にアクセスし、[ウォレットを接続する]という項目をクリックすることです。

  • そうするとQRコードが表示されるはずです。それを携帯電話のカメラでスキャンしてください。スキャンが完了するとウォレットがDEXに接続されます。

  • また、ほとんどのDEXでは取引を開始するに当たってイーサリアムを用意しておく必要があります。イーサリアムはCoinbaseなどの取引所で入手できます。いくらかのETHが必要なのは、イーサリアムブロックチェーン上で実施するすべてのトランザクションに課される(ガス代と呼ばれる)手数料を支払うためです。ガス代はDEX自らが課す手数料とは別にかかります。

DEXの手数料はどのように機能しますか?

手数料はさまざまです。ユニスワップは0.3%の取引手数料を課し、それを流動性提供者の間で分配していますが、将来的にはプロトコル手数料が加わる可能性があります。ただし、DEXが課す手数料は、イーサリアムネットワークを利用するためのガス代に比べると小さく見える点に気づくことが重要です。現在進行中の ETH2のアップグレード(ならびにオプティミズムやポリゴンといった多くの「レイヤー2」ソリューション)は、一つには手数料を引き下げてトランザクションを高速化することを目的としています。