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ライトニングネットワークとは何ですか?

ビットコイン決済を高速かつ安価にする、「レイヤー2」テクノロジーに関する初心者向けガイド

定義

ライトニングネットワークを利用して、メインブロックチェーンの外に取引を移動させることにより、ユーザーは速く、安価にビットコインの出入庫ができます。高速道路の優先レーンに少し似ていると考えてください。

ライトニングネットワークはビットコインの取引を可能な限り速く、安くするために設計されています。「レイヤー2」ブロックチェーンと呼ばれる新しいクラスの暗号資産テクノロジーの一部です。ハイウェイのHOVレーンに少し似ていると考えてください。取引「トラフィック」の一部をライトニングネットワークの「レイヤー2」ブロックチェーンにオフロードすることで、コアビットコインブロックチェーン(「レイヤー1」)の動きが速くなります。

ライトニングネットワークの使用事例にはどのようなものがありますか?

  • Twitterでは、ユーザーがライトニングネットワークを介してビットコイン「チップ」を送受信できます。Strikeというライトニングネットワーク対応の決済アプリを介して、Twitterの月間3.6億アクティブユーザーの多くが、他のTwitterアカウントにビットコイン決済を即座に無料で送信できるのです。(実のところ、Twitterは、ライトニングネットワークを組み込んだ最初のクリエーター主導のソーシャルプラットフォームではありません。Substackでは、8月下旬からBTC決済が可能になっています。)

  • エルサルバドルは、ビットコインを法定通貨にした最初の国家になりました。その理由のひとつは、エルサルバドル国民の年間約4億ドルの送金手数料を節約したかったからです。政府が作ったウォレット「Chivo」はライトニング対応で、シームレスな海外送金ができるように設計されています。10月時点で、Chivoは一貫して、エルサルバドルで極めてたくさんダウンロードされたアプリのひとつになっていました。

  • Paxfulというピア・ツー・ピアビットコイン取引所は、新興国市場で数百万ドルの価値があるビットコイントランザクションを処理し、アフリカだけでも、150万ユーザーがいると公言しています。Paxfulは、先日、ライトニング決済に対応することも発表しました。この統合により、何百万人ものユーザーが、速く、安くビットコイン決済を行えるようになるでしょう。

なぜライトニングネットワークのようなものが必要なのでしょうか?

サトシ・ナカモトという匿名のクリエーターが、2008年に発表したホワイトペーパーで初めてビットコインを説明したとき、「peer-to-peer electronic cash(ピア・ツー・ピア電子通貨)」という表現を使い、いつかこの暗号資産が、オンラインの商品やサービスへの一般的な支払い方法になるだろうと提唱しました。

しかし、ビットコインの価値が年を追うごとに上昇していく中で、ストーリーは変わっていきました。現在、私たちはビットコインを「デジタルゴールド」のようなもの、つまり、長期的に財産を保存するためのインフレに強い方法として考えがちです。

なぜこのようなことが起こったのでしょうか?ひとつには、ビットコインネットワークの設計方法が挙げられます。ビットコインは、クレジットカード会社や決済プロセッサの介入なしで、どこかにいる見知らぬ二者間で安全に資産の出入庫ができます。

これには、世界中のコンピューターからなる分散型ネットワークを使います。すべてのコンピューターは、ビットコインのデジタル台帳の現状について合意(または同意)を得なければなりません。この問題に対するナカモトの解決策は、マイニングという時間がかかるプロセスでした。

ライトニングネットワークが考案された目的のひとつは、ナカモトが想定していたデジタルキャッシュに近い形でビットコインが機能できるようにするためです。「オフチェーン」でビットコインのコアブロックチェーンよりも速く、安く取引を処理します。通常、手数料は1セントの数分の1です。ライトニングの取引は、エネルギーの消費量もメインブロックチェーンの取引よりも抑えられます。

メインのビットコインブロックチェーン(レイヤー1)では、通常、1秒間に10件より少ない取引しか処理できませんが、ライトニングネットワーク(レイヤー2)では、理論的には1秒間に数百万件の取引を処理できます。

ライトニングネットワークはどのような仕組みですか?

ライトニングネットワークはスマートコントラクトを使って、2人のユーザー間のオフブロックチェーンのペイメントチャネルを確立します。ペイメントチャネルが確立されると、チャネル間で資金をほぼ即時に移動させることができるのです。

巧妙なことに、このネットワークはすべてのユーザー間にペアを作る必要はありません。例えば、ユーザーAがユーザーBとのチャネルを持っていて、ユーザーCはユーザーBとのチャネルを持っているが、ユーザーAとのチャネルを持っていない場合でも、すべてのネットワークされたペアの間で自由に資金を移動させることができます。ライトニングアドレスは、一般的なビットコインアドレスと似ています。また、ユーザーの支払いプロセスも非常によく似ています。

ユーザーは、いつでもペイメントチャネルを閉じ、最終的な残高をコアブロックチェーンで決済することが可能です。

ペイメントチャネルの開閉のみがコアブロックチェーンに記載されるので、ビットコインネットワーク全体の動きが速くなります。さらに、ライトニングネットワークでは、メインブロックチェーンよりもプライベートな取引ができます(レイヤー1のすべての取引は、公開された透明性の高い台帳に表示されるからです)。

ライトニングネットワークを使い始めるにはどうすればいいですか?

ライトニングネットワークを使って取引したい場合、(例えば、Coinbaseの口座から)いくらかのBTCをライトニング対応のウォレットに送信する必要があります。ウォレットは数十種類の中から選べます。「管理」と「自己管理」のウォレットは、どちらも人気があります。これらのウォレットの違いは以下のとおりです。

  • 管理ウォレット:StrikeBlue WalletWallet of Satoshiなどがあります。このようなウォレットは初心者向きの傾向があります。秘密鍵を管理することによって、暗号資産の出入庫を簡素化するからです。例えば、パスワードを失くしても、リセットできます。

  • 自己管理ウォレット:MuunBreezPhoenixZapなどがあります。これらは、ユーザーが自分で管理するウォレットです。経験豊かな投資家に人気があり、自分だけが秘密鍵を持ちます。ウォレットを失くしたり、壊したり、パスワードを忘れたりすると、ご自身の資金にアクセスできなくなります。ですから、どのウォレットを選んでも、バックアップや復元の方法を必ず確かめるようにしてください。

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