ソラナとは？

ソラナは、分散化を損なわずに高速な取引を実現することを目的とした暗号資産コンピューティングプラットフォームです。

イーサリアムのように、ソラナは暗号資産であり、Degenerate Ape(ディジェネレートエイプ)からセラム分散型取引所(DEX)にいたるまで、すべての分散型アプリを実行するための柔軟なプラットフォームでもあります。ソラナの主要な革新は、プルーフオブヒストリー(PoH)と呼ばれる合意形成メカニズムなどの新しいテクノロジーのバンドルを通じた速さです。ソラナが1秒間に約5万件のトランザクションを処理できるのに対し、イーサリアムが1秒間に処理できるのは15件以下です(現在進行中のETH2アップグレードは、イーサリアムが今よりもはるかに速くなるように設計されています)。

ソラナは非常に高速なので、混雑を緩和し、手数料を低く抑えられます。開発者は、高速性と低い手数料により、ソラナが、ゆくゆくはVisaのような中央集権的な決済プロセッサと競合する規模になることを期待しています。

ソラナのネイティブ暗号資産はSOLで、取引手数料の支払いやステーキングのために使用されます。SOLの保有者には、将来のアップグレードへの投票権も与えられます。SOLは、Coinbaseのような暗号資産の販売所を通じて売買が可能です。

ソラナの特徴は？

ビットコインは10年以上前に発明されたときに、1つの難しい問題を解決しています。その問題とは、金融仲介業者やVisaやMastercardのような決済処理業者なしで、世界のどこかにいる見知らぬ人同士がインターネット上でどのように金融取引をするかということです。   

分散トランザクションを可能にし、そして、現在私たちが知る暗号資産の世界を作ったテクノロジーは、ブロックチェーンと呼ばれています。しかし、ブロックチェーンには、クレジットカード会社が使っているような中央集権的なネットワークと比べて、大きな欠点がありました。それは、速度が遅いことです。2021年8月の時点で、Visaのネットワークが1秒間に何万件も処理できるのに対して、イーサリアムが1秒間に処理できるのは15件足らずでした。

ソラナは、暗号資産ネットワークの高速化と拡張性の向上を目的とした数多くの新しい暗号資産ソリューションのひとつです。プルーフオブヒストリーと呼ばれる新しいメカニズムを含め、一連の巧妙なテクノロジーを使います。

ソラナをステーキングするには？

ネットワークを保護するコンピューターをバリデーターと呼びます。参加者はバリデーターになるために、自分のSOLをステークし、それと引き換えに、SOLを獲得し、分配された手数料を受け取る機会を得ます。（バリデーターになるには、かなり高いレベルの技術的なノウハウも必要です。）

SOLは「ガバナンストークン」としても機能します。つまり、所有者は、ソラナコミュニティから提出される将来のアップグレードやガバナンスに対する提案に投票できます。

ソラナ上で実行されるアプリケーションにはどのようなものがありますか？

ソラナは、イーサリアムのように、スマートコントラクトとのやり取りができるコンピューティングプラットフォームです。スマートコントラクトは、NFTマーケットプレイスやDeFiからゲームや分散型ロトまで、さまざまなアプリケーションを動かします。

ソラナ上の暗号資産アプリエコシステムは、何十億ドルにも相当する資産に対応しています。ユーザーがイーサリアムではなく、ソラナ上で動作するアプリを選ぶ理由のひとつには、速度が速く、混雑が少ないので、手数料が非常に安いことが挙げられます。

もちろん、非常に高いボラティリティから未発見のスマートコントラクトのバグが悪用される可能性にいたるまで、新興の暗号資産アプリケーションおよびテクノロジーにはリスクが伴います。特に初めて投資する場合は、ご自身で調査し、失って差し支えない金額にとどめるようにしてください。

ソラナを購入できる場所は？

CoinbaseやCoinbase Walletなど、さまざまな暗号資産販売所やウォレットでソラナの購入や送受信が可能です。

リリース： 2018年2月