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今週の暗号資産:ビットコイン会議がマイアミで開催されるなか価格は安定

プラス:暗号資産とeスポーツの出会い、NFT市場の相反するシグナル

2021年6月2日  発行

この2週間、暗号資産価格はかなり安定しています—激しい変動が続いた後の、つかの間の休息となっています。 ビットコインは3万3000ドルから3万9000ドルの範囲で推移し、ETHは2000ドル台後半で落ち着きました。価格は落ち込まなかったものの、上りもしませんでした。マイアミで開催されたビットコイン 2021カンファレンスでは報道陣が殺到し、エルサルバドルの大統領が国として初めてビットコインを法定通貨として採用するための法案を提出するなど、ポジティブなニュースが豊富にあったにもかかわらずです。

マイアミで史上最大のビットコイン会議を開催

今週マイアミで開催された2021 ビットコインカンファレンスには、ワイオミング州選出のシンシア・ルムミス上院議員、ツイッターとスクエアのCEOジャック・ドーシー氏、スケートボード界の伝説的存在、トニー・ホーク氏、Shark Tank(シャークタンク)の投資家ケビン・オレアリー氏など、さまざまな暗号資産支持者が集まりました。毎年開催されるこの会議は、世界最大のビットコインイベントであり、今年は少なくとも1万2000人の参加者が集まりました。マイアミ市のフランシス・スアレス市長は、同市を米国の暗号資産の中心にしようとかねてから力説しており、今回の会議はその第一歩となりました。しかし、成長著しい暗号資産業界の誘致を目指しているのは、マイアミだけではありません。ここでその競争がどうなっているのか見ていきましょう。

  • マイアミが関心を向けているのは、ビットコイン愛好家だけではありません。USDコイン(USDC)とアルゴランド(Algorand)ブロックチェーンを組み込んだBorderless.Miamiという2500万ドルの新たな基金により、地元のフィンテック企業を支援します。

  • エルサルバドルのネイブ・ブケレ大統領は、ビットコイン 2021にビデオで登場し、ビットコインを法定通貨にする法案を同国議会に提出すると発表しました。CNBCは、「ブケレ大統領の新思想党は国の立法議会を支配しているので、法案が可決される可能性が非常に高い」と報じています。

  • テキサス州もまた、暗号資産資本の誘致に取り組んでいます。グレッグ・アボット州知事は、暗号資産に関する新たな規制の枠組みを作る法案に署名しました。「ブロックチェーンは、テキサス州が関与すべき成長産業です」とアボット氏は述べています。

  • テキサスはすでにビットコインマイニングのハブとなっており、Bitmain(ビットメイン)、Blockcap(ブロックキャップ)、Argo Blockchain(アルゴブロックチェーン)、Great American Mining(グレートアメリカンマイニング)、Layer1、Compute North(コンピュートノース)、Riot Blockchain(ライオットブロックチェーン) 、そしてWhinstone(ホインストーン)などの企業が同州に拠点を置いています。 

  • ワイオミング州は、長年にわたって暗号資産に特化した企業を誘致してきました。4月には、州として初めて分散型自律組織(DAO)を有限会社として認め、ブロックチェーンベースのスマートコントラクトによって操業するオンライン集団が企業と同じ法的地位を持つ道を開きました。

  • サウスカロライナ州で審議中の法案は、同州を先進的なブロックチェーン開発者の「インキュベーター」とするものです。またこの法案は、従来の株券の代わりに、企業が「証書トークン」を発行できるようにします。

NFTバブルは本当に崩壊したのか?

暗号資産ニュースサイトProtos(プロトス)による最新の分析で、5月初旬以降のNFT売上が90%減少していると示されており、注目を集めています。デジタルアートやコレクションのバブルが崩壊したと見出しで宣言しています。しかしその分析は正しいのでしょうか?Block(ブロック)のデータダッシュボードによると、イーサリアムベースのNFTプラットフォームの週間ユーザー数は、先週史上最高に達したばかりです。真実はいかに?

  • Beeple(ビープル)がアート界の記録を塗り替えてから数ヶ月、目を見張るような売り上げは減っているようですが、個人ユーザー— つまりNFTを小さな規模ながらもさまざまな形で利用する人々の数は 増加している可能性があります。また、新しいプロジェクトに事欠くこともありません。 

  • 伝統的なアートの大御所たちがNFTを探求し続けています。競売大手のサザビーズ(Sotheby’s )(4月にアーティストのパクのために1680万ドルのデジタルアートの販売を促進)は、Decentralandの仮想世界にロンドンギャラリーのデジタルレプリカを作成しました。 

  • またオークションハウスでは、最初のNFTとして知られる、ケビン・マッコイの2014年発表の画像 「Quantum」など、代表的なNFT商品が陳列されました。

  • また、音楽業界でもNFTSの用途が広がっています。新しいタイプの出版契約として、投資家は、ラッパーのリル・ディッキーの新曲『セーブ・ダット・マネー(Save Dat Money)』から発生するロイヤリティの一部を購入できます。

  • スポーツ界のNFTニュースは毎日のように更新されています。暗号資産は「クラブハウスでは間違いなく大きな話題になっている」と、Athlete Directと呼ばれるNFT記念品プログラムの投資家でもある、ヤンキースのアーロン・ブーン監督が語っています。 

  • NFTについて学ぶ

その他のニュース:eスポーツチームが暗号資産契約を獲得、ソラナがイーサリアムに挑戦

  • 今までのスタジアム命名権に匹敵する価値の契約だとして、香港を拠点とする暗号資産取引所FTXは、人気のeスポーツチームに2億1000万ドルを支払い、その名前をTSM FTXに変更させました。それに比べると小さな契約ですが、Decrypt(ディクリプト)によると、ユニスワップコミュニティは、eスポーツチーム Team Secret(チームシークレット)のスポンサーになることを決議しました。11万2500ドルの助成金と引き換えに、チームは「ユニスワップと暗号資産に関する教育コンテンツを作成」します。(Coinbaseは、4月にeスポーツチームのイーブル・ジーニアシズと提携しました。)

  • ソラナは最大4億5000万ドルを調達し、スマートコントラクトと互換性を持つブロックチェーンとして圧倒的なイーサリアム対抗します。ソラナは、1秒間に5万件のトランザクションを処理できると主張しています(イーサリアムは10~15件)。イーサリアムでは現在、ETH2 ブロックチェーンへの移行が進められており、これにより速度の大幅な向上とコストの削減が期待されています。

  • ビットコインマイニングのエネルギー使用が見出しになるなか、決済会社のスクエアは500万ドルを投資し、マイニング会社のブロックストリーム社と共同で米国に太陽光電池を使ったマイニング施設を建設します。

  • 過去1週間、1カ月間、または1年間で、最も投資収益率(ROI)が高かったのはどの暗号資産でしょうか?当社のウィークリーチャートをご覧ください。