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今週の暗号資産:イーサリアム、4000ドル付近で推移し強気相場が継続

イーサリアムの記録的な反発の内側。その他の話題:77%のミレニアム世代が暗号資産に興味を持っているという調査結果

2021年5月10日 発行

イーサリアムが一時的に4200ドルに到達、5月初めから40%近く上昇

先週のレポートで、分散型金融(DeFi)プロトコルの採用からステーブルコイン人気の急上昇、進行中のETH2アップグレードの展開からウォール街での関心の高まりに至るまで、イーサリアムを記録的な高値に押し上げた要因を取り上げました。

ETHは最高値を塗り替え続けており、5月10日には4200ドルの最高値をつけ、5月初めから50%近く上昇しました。時価総額で2番目に大きい、この暗号資産にとっては驚くべき動きで、世界的な検索インタレストもこの事実を反映しています。(イーサリアムの仕組みや購入方法などについてご覧ください。)

  • イーサリアムを使った最大の分散型取引所であるユニスワップ(Uniswap)は、金曜日、取引の効率化を目的としたV3アップグレードの提供を開始しました。4月、ユニスワップは510億ドル分を超える取引高を処理しました。今週、ユニスワップに対する世界的な検索インタレストは過去最高を記録しました。

  • カナダでETHの上場投資信託(ETF)の販売が成功したのを受けて、ニューヨークを拠点とする運用会社Van Eck(ヴァンエック)が米国初となるイーサリアムETFの作成を申請しました。(ETFについて詳しく見る

  • イーサリアム2.0ステーキングプロジェクトLido(リド)は、7300万ドルを調達しました。これは、セキュリティを向上させ、ネットワークの使用コスト低減につながるべきアップグレードの加速を目的としています。

フォーブスは、ビットコイン(Bitcoin)の総供給量の1%以上がイーサリアム上のDeFiエコシステムで「稼働中」であると報じています。ビットコインは、イーサリアムブロックチェーン上で「トークン化」して、DeFiプロトコルで使うことができます。イーサリアム上には、様々なトークン化されたビットコインプロトコルがあり、その中で最も大きいのがwBTC(ラップドビットコイン)です。

ドージ、乱高下が続く

イーサリアムの検索インタレストが大きな数字なのにもかかわらず、この数週間、一般大衆の想像の中では、明らかに別の暗号資産が一大事でした。ドージコイン(Dogecoin)は、3月のミーム株ブームの副次的なプレーヤーとして得た勢いに乗り、「ドージファザー」ことイーロン・マスク氏が、今週、サタデーナイトライブの司会をするまで上昇を続けました。

マスク氏は、放送中にドージコインについての冗談を言うという約束を守りました(同氏の母親までもモノローグ中に参加)。しかし、日曜日の早朝に、このアルトコインは価値の30%以上を損失してしまったのです。一時的に反発した後に、月曜日には、サタデーナイトライブ放送前の最高値の数分の一にまで下落しましたが、月曜日午前の時点では、今年初めからの1万%の上昇を維持していました。しかし、マスク氏はミームにインスパイアされたコインでは終わりません。日曜日に、同氏はスペースX(SpaceX)が、来年、Doge-1というサテライトを月に打ち上げるとツイートしました。マスク氏は、ドージでミッションの支払いをすること、ドッジが「宇宙で初のミーム」になるだろうということも付け加えました。

マスターカードの調査で、40%の回答者が、来年、暗号資産を使う予定だということが明らかに。トム・ブレイディとパリス・ヒルトンがレーザーアイミームを後押し

マスターカードが委託した最近の調査(18カ国1万5000人を対象)によると、40%が今後1年間に暗号資産を使う予定があると回答しました。ミレニアム世代は暗号資産に最も関心が高い層です。

  • ミレニアム世代の67%が、1年前よりも暗号資産にオープンになっています。

  • 77%のミレニアム世代が、暗号資産について詳しく知ることに関心があります。

  • 75%のミレニアム世代が、暗号資産についてもっとよく理解できれば、使いたいと考えています。

一方、トム・ブレイディパリス・ヒルトンは、ビットコインへの支持を表すレッドレーザーを目から照射する画像をTwitterのプロフィールに追加した最新のスターです。プレイディとヒルトンはどちらも、今年初めにNFTの世界でも話題になりました。7回のスーパーボウル制覇を達成したプレイディは、Autograph(オートグラフ)というセレブ向けのNFTプラットフォームの設立を発表しました。一方、ヒルトンは、非常に高額でNFTを売却し、Crypto Hilton(クリプト・ヒルトン)とEther Reum(イーサ・リアム)と名付けた犬をかっています。ヒルトンは暗号資産コミュニティについて「私は常に隠れマニアでしたが、ついに仲間を見つけたような気がします。彼らは、ただスマートで素晴らしく、クリエイティブでかっこいい」と語っています。

その他の暗号資産アートのニュースとしては、オークション大手のサザビーズがCoinbase Commerceと提携し、初めてBTCとETHによる決済を受け入れるようになりました。バンクシーの「Love is in the Air」という作品(5月12日の現代アート・イブニングオークションの一部)の落札者は、暗号資産で支払いができます。この作品は、300万ドルから500万ドルで落札されると推定されています。

ウォール街の最新の暗号資産の動向

主要な金融による暗号資産の受け入れが増えていることを示す最新の重要な証拠として、S&Pダウ・ジョーンズが、ビットコインやイーサリアムなどの大型暗号資産を追跡するインデックスの構築を発表しました。「従来の金融市場とデジタル資産は、もはや相互に排他的な市場ではありません」とS&Pダウ・ジョーンズインデックスのイノベーションおよび戦略のグローバル責任者であるピーター・ロフマン氏は述べています。

  • 決済企業のSquare(スクエア)は、四半期決算資料で、人気のキャッシュアプリを介したビットコインの販売に後押しされ、収益が3倍以上増加したと報告しました。5月10日現在、Squareは貸借対照表に4億ドル以上に相当するビットコインも保有しています。同社CEOのジャック・ドーシー氏は「私たちは、ビットコインをインターネットがネイティブ通貨を持つ可能性として見ており、その実現に向けてできる限りのことをしたい」と述べています。

  • デジタル保険プラットフォームを上場しているメトロマイル(Metromile)は、ユーザーがビットコインによる支払いや受け取りをできるようにすると発表しました。さらに、メトロマイルは、1000万ドル相当のビットコインを2021年第2四半期に購入する予定です。

  • 報道によると、UBSシティバンクは、顧客からの需要の高まりを受けて、富裕層の顧客に暗号資産投資を提供する計画があるそうです。

  • ゴールドマン・サックスは暗号資産取引チームを結成し、ビットコイン先物の取引を開始していると発表しました。加えて、ゴールドマンは暗号資産データプロバイダーのCoin Metrics(コインメトリクス)に1500万ドルの投資を始めると発表しました。

  • 暗号資産管理会社のNYDIG(ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループ)は、「数多く」の米国の銀行がビットコインを口座保有者に直接提供できるようにするサービスを登録したと述べました

その他のニュース:暗号資産の世界的な成長、米国と中国による中央銀行デジタル通貨を調査するための競争

ステーブルコインは、過去1年で非常に大きな成長を遂げました。ステーブルコインは一般的に、暗号資産のボラティリティからの案息地として、または取引所間での取引の便利な媒体として見られていますが、発展途上国での使用は、もう一つの自然な事例です。今週、フィンテックスタートアップ企業のTala(タラ)がVisaと提携し、新興市場で銀行口座を持てない顧客がUSDCを利用できるようにすると発表しました。ユーザーは、世界中にある7000万のVisa加盟店のどこででも買い物ができるようになるでしょう。

  • 新興市場における暗号資産の価値のさらなる証拠:メキシコのビットコイン取引所のBitso(ビットソ)は、2億5000万ドルを調達し、ラテンアメリカ初の暗号資産ユニコーンとなりました。フォーブスは次のように報じています。「ラテンアメリカでは、暗号資産は、仕送りのニーズ、現地通貨の切り下げ、高価な金融サービスに迫られて、主に投機、取引、資本の移動に使われています。」

  • ラテンアメリカを拠点とする時価総額700億ドル超の上場eコマース企業であるMercadoLibre(メルカドリブレ)は、2021年第1四半期に780万ドル相当のビットコインを購入したと発表しました

  • 中央銀行デジタル通貨は、世界最大の経済圏で成功しつつあります。デジタルドルプロジェクトは、ボストン連銀とMIT(マサチューセッツ工科大学)の作業と並行して、デジタル米ドルの5つの試験運用の立ち上げを約束しています。また、中国は、デジタル人民元を全国のさらに多くのユーザーに展開するのを加速しました。

  • 暗号資産スタートアップ企業のDfinity(ディフィニティ)は、待望のインターネットコンピュータープロトコル(ICP)を立ち上げます。インターネットコンピューターについての広囲な紹介は、Messari(メサーリ)の新しい暗号資産に関するガイドでご確認ください。

  • 過去1週間、1カ月間、または1年間で、最も投資収益率(ROI)が高かったのはどの暗号資産でしょうか?Coinbaseの週間チャートで取引実績の確認ができます。