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今週の暗号資産:4月20日~4月26日

今週のレポートは、ビットコイン(Bitcoin)の変動に対する見解、ETHの史上最高値更新、NFL有望新人選手の暗号資産による契約締結についてお届けします。

今週の暗号資産:2021年4月26日

2021年4月26日 発行

全体の動き

暗号資産市場は3週連続で大きな価格変動に見舞われ、ビットコインが見出しの大半を独占しました。週末に最安値4万7000ドルまで急落したビットコインの価格は、どうやら投資家が「押し目買い」の機会を利用したらしく、反発し始め、本日は5万4000ドルまで上昇しました。これは、1日の上げ幅としては2月以来最大です。ビットコインは1月からの80%の成長を維持しながら、価格は今年、大幅に上昇しました。(価格変動についての詳細はこちらをご覧ください。

では、何が下落の原因だったのでしょう?バイデン政権がキャピタルゲインへの増税を検討すると発表したことが原因だと指摘するアナリストもいます。しかし、下落を加速させた明らかな要因は、レバレッジをかけたビットコインが清算されたことで、その多くがビットコインの価格が上昇し続けると見込んだ海外のトレーダーによるものでした。価格が下落し始めると、ウォールストリートジャーナルが報じたように、「多くのポジションが自動的に清算され、価格を低下させる圧力が増し、さらに清算されるという悪循環に陥った」というわけです。

一方で、イーサリアム(Ethereum)も同様に乱高下しています。4月22日、時価総額が2番目に大きい暗号資産であるイーサリアムは、史上最高値の2650ドルに到達し、週末にはその価値の20%を失いました。月曜日に、価格はついに2500ドル前後で安定しました。(現在の暗号資産の価格をご覧ください。)

急成長中の分散型金融(またはDeFi)領域の大部分を動作させているイーサリアムネットワークのアクティビティも史上最高を記録しました。4月24日、ネットワークには90万以上の有効なアドレス(ユーザーベースの増加を示す良好な指標)があり、これまでの記録をすべて塗り替えました。

今週、暗号資産全体に対する世界の検索インタレストも過去最高を更新しました。

ベンモ、7000万ユーザーに暗号資産を提供

主な暗号資産導入のニュースとしては、Venmoが、米国の7000万人の決済アプリユーザーに対して、同社の親会社であるPaペイパルが限定的なトレードを提供しているのと同じ暗号資産で、イーサリアム、ライトコイン(Litecoin)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)を購入、売却、保有できるようにする機能を追加しました。この機能の展開で、Venmoは30%以上の顧客がすでに暗号資産または株式を取引しており、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの間に、これらのマーケットに投資を始めたのは、その中の20%だけだと指摘しました。

ペイパルCEOのダン・シュルマン氏はタイム誌で、次のように述べています。「暗号資産の方の需要は、当初の予測の何倍にもなっています。これからの5年から10年の間に、過去10年から20年の間に起こった以上の金融システムの変化が見られるでしょう。」

(関連ニュース:タイム誌は、ジャーナリズムの観点からのみ暗号資産に関心があるわけではありません。約100年の歴史があるこのニュース誌は貸借対照表にビットコインを保有し始め、定期購読料の支払いに暗号資産を使えるようにするそうです。)

ユニスワップ、1週間の取引量100億ドルを達成

世界中どこからでも仲介者を介さずに暗号資産を取引できる分散型取引所(またはDEX)のユニスワップは、今週、過去最高の取引量である100億ドルを達成しました。ユニスワップは、イーサリアムブロックチェーン上で実行されている最も人気のあるDEXであり、最大級のDeFiプロトコルです。UNIは、ユーザーが重要なプロトコルの変更について投票できるガバナンストークンで、現在、Coinbase上の暗号資産の中で第4位の時価総額を誇り、その総額は180億ドルを超えています。

ユニスワップなど、すべてのイーサリアムベースのアプリのユーザーが、ますます直面するようになっているのが、トランザクション手数料の上昇(ガスとも呼ばれる)で、ネットワークの使用コストが高額になる場合があります。長期計画のETH2ブロックチェーンへの移行(2022年中に予定)から、今年後半に予定されているオプティミズム(Optimism)という「レイヤー2」スケーリングソリューションの利用開始まで、この問題を解決するために多くの準備が進められています。ユニスワップの開発者は、オプティミズムによりユニスワップのトランザクションが大幅に値下がりすると確信しています。

カナダ、暗号資産ETF分野でリードを保つ

イーサリアムの勢いを後押しした要因のひとつは、今週、カナダでETHの上場投資信託(またはETF)が3銘柄発売されたことです。これらの銘柄は、すでに取引高が1億3800万ドルを超えています。ETFは投資信託と似ており、一般的には資産や(S&P 500などの)資産バスケットの価格に連動しています。今年初めに発売されたカナダのビットコインETFは、非常に高い人気を博しており、運用資産はすでに10億ドルを超えました。カナダ最大のデジタル資産運用会社である3iQ(運用資産約15億ドル)は、BTCのETFをナスダックドバイ取引所に上場し、2億ドル以上を調達する計画を発表しました。

米国の投資家は、同国での暗号資産ETFの発売開始に期待を寄せ続けています。この数カ月間に、このような商品の数多くの申請書が、米証券取引委員会(SEC)に提出されています。(ETFとは何かとその仕組みについての詳細をご覧ください。)

NFL選手が暗号資産契約を締結、ノルウェーがCBDCを試験運用

  • NFLのドラフト1位候補として圧倒的な人気を誇るクレムソン大学のクオーターバック、トレバー・ローレンス選手は、暗号資産企業のBlockfolio(ブロックフォリオ)とエンドースメント契約を結び、同選手のリーグ契約ボーナスはビットコインで支払われました。

  • 今週、暗号資産を動かしたのはローレンス選手だけではありません。カンザスシティ・チーフスのタイトエンド、シーン・カルキン選手は給与の全額をビットコインで受け取る初のNFL選手になることを発表しました。

  • 2021年、モルガンスタンレーは、富裕層の顧客にビットコイン投資の提供を始めました。規制当局への申請書類によると、同銀行のビットコインファンドは最初の2週間で3000万ドル近くを調達しているとのことです。JPモルガンは、富裕層の顧客向けに同じような投資機会の提供を計画しています。

  • ノルウェーは、4年間の調査を経て中央銀行デジタル通貨(またはCBDC)の試験運用を開始します。ビジネスインサイダーは次のように報じています。「CBDCはそれぞれの国に裏打ちされたデジタル通貨で、法定通貨よりも低コストで決済効率を高めることを目的としています。一般的に、ハッキングがほぼ不可能で安全な記録システムである、ブロックチェーンを使用します」

  • 2021年3月時点で、6970億ドルの運用資産を持つ運用会社であるアライアンスバーンスタインは、ビットコインの環境、社会、ガバナンスの問題を掘り下げる調査を共有しました。

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