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今週の暗号資産:2021年3月30日から4月5日

今回のレポートでは、暗号資産の時価総額が2兆ドルを突破したことや、ウォール街の巨大企業がビットコインに与えた影響を紹介します。さらに、ファイルコインの動向もお知らせします。

2021年4月5日 発行

全体の動き

すべての暗号資産の時価総額の合計が2兆ドルを超えるという、大きな節目を迎えました。現在、2大暗号資産であるビットコインとイーサリアムの時価総額の合計は、1.2兆ドルを超えたあたりで推移しています。

より広範なエコシステムも急速に成長しており、暗号資産関連の企業(インフラ、ローン、ゲームなど)は、2021年の第1四半期に2020年全体よりも多くの資金を受け取っています。ブルームバーグの報道:「暗号資産金融のBlockFi社、ゲームメーカーのDapper Labs社、暗号資産ウォレットのプロバイダーBlockchain.comなどのスタートアップ企業向けの複数の大規模な資金がこの増加を促した。」

その他のニュース:

  • 今週、韓国の「キムチプレミアム」が再び発生しました。これは、韓国国内最大の取引所を経由したビットコインの価格に、Coinbaseなどの韓国国外の価格と比べでプレミアム(現在は約15%)が付くというものです。Etherもプレミアム価格で取引されており、韓国における暗号資産の需要が平均以上に高まっていることを表しています。

  • 中国の中央銀行によるデジタル通貨プロジェクトは、その運用を加速させており、金融面でのプライバシーや、世界の金融システムにとっての支配的通貨としての米ドルの役割について、疑問を投げかけています。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道:「2009年にビットコインが立ち上がったとき、ほとんどの国の政策当局が、その重要性をほぼ評価しなかった。中国は注目した。」

  • とはいうものの、中国だけではなく、先週お伝えしたように、米国など、世界の主要経済国の中央銀行が大方、同じような取り組みを進めています。

ウォール街がビットコインに参入

ファイルコインの状況は?

2021年の初めと比較して、ビットコインは約100%の利回りを提供しており、すばらしく強力な投資機会になっています。しかし、これでもトップの伸び幅を記録している銘柄には到底及びません。過去3カ月間で、ファイルコインは700%近くも急騰し、時価総額で暗号資産の上位10銘柄に入りました。

ファイルコインとは?ファイルコイン(FIL)は、Dropbox(ドロップボックス)やAmazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)のようなクラウドストレージ製品の競合で、分散型ピアツーピアのファイルコイン・ネットワークを動かす暗号資産です。従来の集中型サーバーとは違い、ファイルコインを介して保存されたデータはネットワーク全体に分散されます。FILトークンは、これらのサービスの決済手段として、また、ファイルを長期間にわたって確実に保管するための経済的なインセンティブとしても使われま

いったい何が起こっているのでしょうか?ひとつには、複数の著名な暗号資産ファンドがファイルコインを追跡し始めたことが挙げられます。

ファイルコインへの検索への関心も高まっており、Googleトレンドによると、ここ数日はとりわけ中国からの関心が高いことが示されています。今年、中国の暗号資産マイニングに投資する企業は、ファイルコインに大きく投資する動きを見せています。2月には、上場企業のThe9が、1000万ドルのファイルコインのマイニングマシンを購入する契約を発表しました。また、先日、別の中国企業であるNew Universal(ニューユニバーサル)は、ファイルコインのマイニングへの9000万ドルの投資を発表しました。

ファイルコインには、コインの一部を「燃やす」ことで流通量を減らし、潜在的に価格を上昇させるシステムがあります。

  • ファイルコインのマイナーは、新しいトランザクションを検証し、ネットワークユーザーにピア・ツー・ピアのファイルストレージを提供します。ピアツーピアストレージに参加を希望するマイナーは、FILの一部を担保として「ロック」し、サービスの対価として報酬を得ます。

  • 本記事の執筆時点で、1億890万FILが流通しています。

  • 2080万FILが燃やされました。

  • 5700万FILをマイナーがロックしており、現在、4500ペタバイトを超えるデータストレージを提供しています。これはどれくらいの大きさでしょうか?4500ペタバイトは、推定でネットフリックスの全ライブラリを1000コピー以上保存するのに十分な容量です。