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今週の暗号資産:2021年3月16日から3月22日

最新レポートは、USDCの時価総額100億ドル突破、Visaが明らかにした暗号資産戦略の概要、投資家のBitcoin ETFに対する期待など、盛りだくさんの内容でお届けします。今週のレポートはこれ以外にも情報が満載です。

2021年3月22日 発行

全体の動き

資産家で投資家のハワード・マークス氏は、長年ビットコインには懐疑的な立場です。その同氏が、デジタル通貨に対して新たな見方をしています。ビットコインの供給量が固定されていることに言及し、今ではマークス氏は、暗号資産の基本的な価値提案を支持しているようです。同氏は「(暗号資産に対して)とても否定的だったのは、本質的な価値がないからです。」と述べています。さらに、次のように話しています。「しかし、人々が欲しがったり、高く評価するものにも、本質的な価値がないものはたくさんあります。(暗号資産の)供給量はソフトウェアによって固定されているので、無限に印刷できるドルとは違い、(暗号資産は)あまり拡大できません。そして、暗号資産に興味を持つ人が増えたので、需要が拡大しています。」その他のニュース:

  • VisaのCEOであるアル・ケリー氏が最新のポッドキャストで大手クレジットカード会社の暗号資産戦略の概要を次のように明らかにしました。「当社は2つのことをしようとしています。1つ目は、Visaの認証情報でビットコインを購入できるようにすることです。そして、2つ目は、ビットコインウォレットを使って、ビットコインを法定通貨に交換できるようにし、Visaの利用が可能な世界7000万カ所のどこででも、すぐに使えるようにすることです。」

  • 顧客からの要望に応えて、モルガン・スタンレーは米国の大手銀行で初めて、顧客にビットコインファンドへの投資を提供します。このファンドは、「富裕層」のみを対象にしています。

  • 別の投資家向けのメモの中で、モルガン・スタンレーのアナリストは、投資可能な資産クラスとしての暗号資産について、投資家の関心の高まり、流動性の悪化、規制の明確化の強化などを引き合いに「しきい値に達しつつある」と述べています

  • 一斉に沸き上がった機関投資家の関心に加わり、世界最大級の金融企業の子会社であるフィデリティ・デジタルアセット(Fidelity Digital Assets)が、機関投資家間の暗号資産に対する非常に大きな需要を報告しています。フィデリティは、同社の暗号資産部門が「2020年中に4倍の成長を遂げ、現在、ヘッジファンド、企業、ファミリーオフィス、登録投資顧問と仕事をしている」と報告しています。

世界でも非常に古い銀行のBNYメロンが、ビットコインの委託管理者であるファイヤーブロックス(Fireblocks)に投資しました。2月に、BNYメロンはデジタル資産部門を立ち上げ、カナダでBitcoin ETF(または上場投資信託)向けの会計および管理サービスの提供を始めています。

中国のアプリメーカーが保有する暗号資産が約1億ドルに増加

過去一年間で、マイクロストラテジー(Microstrategy)やテスラ(Tesla)、スクエア(Square)など、ビットコインを財務資産として追加し始める米国の上場企業はますます増えています。この傾向は、米国のみ、またはビットコインのみにとどまりません。今月初旬に、香港取引市場に上場している中国の美容アプリ開発企業であるMeitu(メイツ)が、4000万ドルの投資を発表しました。今週、同社は、4900万ドル相当のビットコインとイーサリアムを準備資産に追加しました。

USD Coin、100億ドルを突破

USD Coin(またはUSED)は極めて人気のあるステーブルコインで、2021年の初めから、投資が大きく増加しています。Centre(USDCを支援するコンソーシアムであり、Coinbaseはその設立メンバー)のレポートによると、今年の第1四半期に、USDCの流通量は2倍以上になったそうです。「これまでに、USDCを利用した取引量は、5,340億ドルを超えています。」

カナダとラテンアメリカのBitcoin ETF、米国投資家の期待を高める

Bitcoin ETFは、投資家がブローカーを介して、自分で暗号資産を保有することなく、暗号資産投資に参入するのを可能にします。投資信託に相当する暗号資産だと考えてください。4件の米国ETFの申請が保留中で、現在までに米証券取引委員会(SEC)は同様の申請をすべて却下しています。しかし、米国以外の南北アメリカでは、成功したBitcoin ETFが大躍進しており、米国ベースのファンドが続くのではないかという投資家の期待が高まっています。

今週、ブラジル(ラテンアメリカ最大の経済規模)がBitcoin ETFを承認しました。この動きは、先月、カナダで最初のBitcoin ETFのローンチが成功したことを受けたものです。投資家はすでにこのファンドに10億ドル以上を投入しており、この数週間で他にも2つのカナダファンド登場しました。